NotebookLMは2026年7月にGemini Notebookへ改称されました。 以下で扱うアドレス変更は改称の後に起きた別の出来事で、どちらの名称で呼んでいてもアプリに同じように影響します。
notebook.google.com はGemini Notebook(旧NotebookLM)の本物の現行アドレスです。 google.com の正規のサブドメインであり、偽サイトではありません。旧アドレスの notebooklm.google.com は現在、すべてのリクエストにリダイレクトを返します。しかもこのリダイレクトはパスを保持するため、特定のノートブックへの古いブックマークも、これまでどおりそのノートブックを開きます。アカウント内のものは何も移動しておらず、失われたノートブックもありません。本当に壊れるのはブラウザ拡張機能だけです。アドレスを直接指定しているためで、この2週間で動かなくなったものがあれば更新してください。
何が、いつ変わったのか
Googleは2026年7月16日にNotebookLMをGemini Notebookへ改称し、Geminiブランドに組み込みました。改称はきちんと告知されています。ブログ記事、Workspace Updatesの掲載、各社の報道。この日、アプリのアドレスは従来のままでした。
アドレスが動いたのはその後で、はるかに静かでした。7月後半を通じて notebook.google.com が元のアドレスと並行してアプリを配信し始め、8月最初の数日には切り替えが完全になりました。旧ドメインへのリクエストはすべて転送されます。
本日確認したところ、旧アドレスが返すのはまさにこれです。
$ curl -sI https://notebooklm.google.com/
HTTP/2 302
location: https://notebook.google.com/
cache-control: no-cache, no-store, max-age=0, must-revalidateここには、きちんと読む価値のある点が2つあります。301ではなく302であること。HTTPの用語でいえば「恒久的に移転した」ではなく「今のところ別の場所にある」です。そして no-store のキャッシュヘッダーは、このリダイレクトを記憶しないようブラウザに指示しています。この2つは、ドメインを完全に廃止するときに選ぶ設定ではなく、選択肢を残しておきたいときに選ぶ設定です。Googleは旧アドレスを停止するとは公に明言していません。そうである以上、notebooklm.google.com はまだしばらく使えると読むのが妥当です。

いいえ、フィッシングではありません
人々が新しいアドレスを検索している本当の理由はこれなので、正面から片付けましょう。見覚えのないドメインへの、告知なしのリダイレクト。それは認証情報を盗むページの見た目とまったく同じで、疑ったのは正しい直感でした。ただし今回は、転送先は本物です。
notebook.google.com は .google.com で終わります。 ここが肝心な部分です。google.com のサブドメインを作れるのはGoogleだけであり、mail.google.com や drive.google.com と同じ区分に入ります。実際のフィッシングで使われる偽装ドメインは、どこか別の場所に置くしかありません。notebook-google.com、notebooklm.google.security-check.net、google.notebook.co といった具合です。URLは右から読んでください。最初のスラッシュの手前にある2つのラベルが、本当の所有者を示します。ここではそれが google.com であり、アドレスバーの鍵アイコンを開けば、Google宛てに発行された証明書が確認できます。
この件が怪しく感じられた原因は、Google自身の沈黙です。アドレス変更についてはGeminiのリリースノートに記載がなく、Workspace Updatesの投稿もヘルプセンターの案内もありません。3週間前の改称にはその3つすべてがあったにもかかわらず、です。ブランド変更にはブログ記事がつき、URLの移転には何もつきませんでした。Gemini Notebookがアップロードした資料をどう扱うかという全体像を知りたい場合は別の話題になります。NotebookLMは安全かで扱っています。

今も使えるもの
思ったより多くが無事です。リダイレクトが全員をトップページに放り出すのではなく、パスを保持しているからです。旧ホストの /notebook/<id> へのリクエストは、新ホストの /notebook/<id> を指して返ってきます。実務上の帰結は次のとおりです。
- 古いブックマーク — アプリのトップだけでなく、個別のノートブックを指すものも含めて — 今も正しい場所に着きます。
- すでに共有したリンクも引き続き解決します。共同作業者に送り直す必要はありません。
- パスワードマネージャーの項目も旧ホストで保存したまま自動入力されます。リダイレクトがログインフォームより前に起きるためです。
- ノートブック、ソース、Studioの生成物はそのままです。これは移行ではなくアドレス変更でした。書き出しも再取り込みも復旧も必要ありません。
壊れるもの — ブラウザ拡張機能
本当の被害者は拡張機能で、その理由は誰かのミスではなく構造的なものです。Chrome拡張機能は、動作してよいサイトをあらかじめ宣言します。その方法が、マニフェストにホスト名を書くことです。notebooklm.google.com 向けに作られた拡張機能には notebook.google.com を触る権限がありません。つまり新アドレスでは誤動作するのではなく、単に一度も起動しないのです。この故障は無言です。エラーも警告もなく、以前あったボタンが、ただなくなっています。
7月下旬、いくつかのNotebookLM関連アドオンがこの形で沈黙しました。多くの開発者は数日以内に更新を出し、両方のホストを宣言してリダイレクトのどちら側でも動くようにしています。ですから解決策は、たいてい退屈なほうです。
chrome://extensionsを開き、デベロッパーモードをオンにします。- 更新をクリックして確認を強制します。Chromeの自動更新は数時間から数日遅れることがあります。
- Gemini Notebookのタブを再読み込みします。拡張機能はページ読み込み時にしか注入されないため、先週から開きっぱなしのタブは新しいバージョンを拾いません。
- それでも直らない場合は、ストアの掲載ページで最近の更新があるか確認してください。7月以降まったく更新されていないものは、単に放棄されている可能性があります。
当サイトのNotebookLM to PDFエクスポーターはアプリの変更に追随して更新しています。Google側の変更後に反応しなくなった場合は、まず上記の強制更新を試してください。結局アドレスとは関係のなかった不具合については、NotebookLMが動かないときがほかのよくある原因を扱っています。
更新しておきたいもの
どれも急ぎではありません。リダイレクトが仕事をしてくれています。ただ、旧アドレスがまだ解決するうちが、参照を直す安上がりなタイミングです。止まってからでは遅くなります。
- 「notebooklm.google.com にアクセスしてください」と書いてあるドキュメント、導入資料、社内wiki。
- ブラウザのショートカットや固定タブ。起動のたびにリダイレクトを経由しなくて済みます。
- 旧ホストを指定している許可リスト、SSO設定、ファイアウォールのルール。これらは穏やかにではなく一気に失敗する類のもので、302が404になる前に点検しておく価値があります。
よくある質問
notebook.google.com は本物ですか?
はい。かつてNotebookLMと呼ばれていたアプリ、Gemini Notebookの現行の公式アドレスであり、google.com の正規のサブドメインです。この名前空間を作れるのはGoogleだけです。旧アドレスの notebooklm.google.com はここへリダイレクトします。Googleがこの変更を告知しなかったため怪しく見えますが、転送先は本物です。
notebooklm.google.com はまだ使えますか?
はい、リダイレクトとして機能します。すべてのリクエストが notebook.google.com へ転送され、パスも保持されるため、特定のノートブックへのリンクも正しいノートブックを開きます。Googleは恒久的なリダイレクトではなく一時的な302を使っているため、旧アドレスを停止する日付は公表されていません。
NotebookLMの拡張機能が動かなくなったのはなぜですか?
ほぼ間違いなくアドレス変更が原因です。拡張機能は動作できるホストを宣言しており、notebooklm.google.com 向けに作られたものには notebook.google.com で動く権限がないため、無言で何もしません。デベロッパーモードをオンにして chrome://extensions から更新を強制し、タブを再読み込みしてください。
移転でノートブックを失いましたか?
いいえ。変わったのはアドレスだけです。ノートブック、ソース、メモ、Studioの生成物はそのままの場所にあり、同じアカウントで新しいURLからアクセスできます。復旧が必要なものはありません。
これはGemini Notebookへの改称と同じことですか?
いいえ、別々の出来事です。NotebookLMからGemini Notebookへの改称は2026年7月16日に行われ、告知もされました。notebook.google.com へのURL移転は7月下旬に始まり8月初めに完了しましたが、告知は一切ありませんでした。